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よく、中性脂肪とコレステロールを同じものと思っている人がいますが、両者は全くの別物です。「脂肪」であるということは共通していますが、その働きは異なります。体内に存在している脂肪は、他にも脂肪酸と呼ばれるものもあります。この脂肪酸は、生きていくため一番に使われるエネルギーとして活用されます。一方で、中性脂肪というのは、肝臓で作られたり、食事によって摂取されたりして、体内で貯蔵されます。この貯蔵された中性脂肪は、脂肪酸と同様に体内の大事なエネルギーとなりますが、中性脂肪はすぐに使われず、万が一に備えて蓄えられるのです。これらはエネルギーとして活用されますが、コレステロールは、主にホルモンや消化酵素の原料に活用されます。これもわたしたちが生きていくためには重要な働きを持ちます。しかし、過剰に中性脂肪やコレステロールが体内に蓄積してしまうと、人体に悪影響を及ぼします。そのため、蓄えすぎてもいけない、摂取しなさすぎてもいけないものなのです。
中性脂肪が人体に与える影響とはどのようなものでしょうか。中性脂肪が必要以上に体内に入ると、その過剰分が皮下脂肪や肝臓、血液にどんどん蓄積されていきます。いずれの場合も、適度の蓄積であれば、体内のエネルギーとして使われるため問題ないのですが、それが度を越すと、肥満や脂肪肝、動脈硬化などへつながっていきます。これらの状態が緩和されず、長年に渡って中性脂肪が蓄積されていくと、肝硬変になってしまったり、心筋梗塞のような心疾患、脳梗塞のような脳血管障害へと進展していきます。コレステロールの過剰摂取によっても、同様のことが言えるのですが、日本人のこれらの病気にかかっている人の多くはコレステロール値よりも、中性脂肪値の方が高い傾向にあるため、特に中性脂肪の値には注意しなければいけません。
逆に、中性脂肪が少なすぎる場合は、人体にどんな影響を及ぼすのでしょうか?一見、健康的なように思えますが、中性脂肪が全くない状態では、残念ながら人は生きていくことができません。中性脂肪の役割は、大きく分けて三つあります。一つ目はエネルギー源となること。これによって、数日間食事をしなくても何とか生きていくことができるようになっています。二つ目は体温調節。中性脂肪のエネルギーによって、熱を作り出し、また熱が逃げないようにしてくれます。三つ目は臓器を外部の刺激から守る役割があります。このような人体にとって重要な役割を担っている中性脂肪の値が極端に低すぎてしまうと、次々と体調の不良を起こしてしまうことがあります。。
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