
コレステロールと中性脂肪って、同じものだと思っていませんか?どっちも脂肪に代わりはありませんが、両者は微妙に性質が異なり、別々のものです。中性脂肪は、主に脂肪をエネルギーとして体内に貯蔵、必要があれば運搬し、生命の維持にかかわっています。一方で、コレステロールは、副腎皮質ホルモンや性ホルモンなどを合成します。中性脂肪もコレステロールも、働きは異なりますが、共に重要な役割を持っているものです。また、日本人の食文化、体質から、コレステロール値が高い人よりも、中性脂肪値の方が高い人の方が多いようです。コレステロールの高値にも気をつけたいところですが、それ以上に中性脂肪の高値にも気をつけるようにしましょう。
コレステロールには、LDLコレステロール、HDLコレステロールがあり、このふたつをあわせてコレステロールと呼んでいる場合が多いようです。LDLは悪玉コレステロール、HDLは善玉コレステロールとして、テレビや健康雑誌などではお馴染みかと思います。悪玉と善玉のコレステロールは、実は正反対の特徴を持っています。悪玉コレステロールというのは、過剰に摂取されると、血管などに沈着して動脈硬化を引き起こします。一方の善玉コレステロールは、沈着した悪玉コレステロールを取り除き、動脈硬化を予防する働きがあります。そのため、悪玉コレステロール値が低いと嬉しいことなのですが、善玉コレステロール値までも低くなってしまうと、様々な病気を引き起こすことになります。悪玉、善玉、両者あわせてコレステロールと呼ぶのであれば、一概にコレステロールが低ければいい、というものではないのです。また、コレステロールは、生命活動にかかせない、ホルモンなどを合成しています。そのため、コレステロールはある程度体内になければならないものでもあるのです。中性脂肪の正常値範囲はだいたい40〜130mg/㎗くらいですが、コレステロールの正常値範囲は、120〜220mg/㎗くらいで高めです。そのうち、悪玉(LDL)コレステロール値は120〜150mg/㎗、善玉(HLD)コレステロールは40〜70mg/㎗が、正常値範囲です。コレステロールは不必要なもの!と勝手に認識して、闇雲にコレステロールを避ける食事ばかりせずに、適度な摂取は必要なのです。
適度に摂取することはよいのですが、コレステロールも中性脂肪と同様に、摂取しすぎると肝臓や血液に蓄積されていきます。そして、中性脂肪同様、動脈硬化などを引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞などの大きな病気へと進展させます。そのため、食事のバランスを考えたり、運動をしたりすることは、日常から心がけておく必要があります。最近では健康を考え、悪玉コレステロールが少なく、善玉コレステロールが多く含まれている健康食品などが多く出回っています。そういった商品を利用してみるのも、コレステロールの摂取し過ぎからくる病気を防ぐことにつながると思います。中性脂肪とコレステロールは、セットのようなところもありますので、中性脂肪のことも、コレステロールのことも、両方考えた生活改善がおこなえるといいですね。
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