
中性脂肪値が高いと健康でない、低くすぎても異常がある、などといわれます。では、どのくらいの値が正常なのでしょうか?中性脂肪の正常値は40〜149mg/dlくらいといわれています。しかし、この中性脂肪の正常値だけを見て安心してはいけません。中性脂肪などの正常値を調べる際には、他の血清脂質の正常値も確認する必要があります。総コレステロールの正常値は120〜220mg/dl、HDLコレステロールの正常値は40〜70mg/dl、LDLコレステロールの正常値は60〜139mg/dlです。総コレステロール値が正常値を上回る場合、高コレステロール血症、HDLコレステロールが正常値を下回る場合は低HDLコレステロール血症、LDLコレステロールが正常値を上回る場合は高LDLコレステロール血症と診断され、中性脂肪が正常値を上回る場合は、高中性脂肪血症(高脂血症)と診断され、治療が必要になります。
中性脂肪の値が正常値より高いと高脂血症と診断されますが、その時にコレステロールの値が低い場合は、すぐに治療を必要としない場合が多く、経過観察とされることがほとんどです。しかし、コレステロールの値が高い場合は、高脂血症をベースになんらかの生活習慣病を発症しているか、それらとは別の原因や病気によって高脂血症を起こしている可能性があります。高脂血症が原因となって起こる可能性が高いのは動脈硬化です。さらに高脂血症が持続すると脂肪肝や痛風、急性膵炎、また肥満や糖尿病などを引き起こす可能性を高めます。中性脂肪をはじめ、それぞれの血液検査の結果は正常値だけを見るのではなく、それぞれの関係性を見て治療を行います。
中性脂肪だけではありあませんが、それぞれの血清脂質や体脂肪の正常値を守ることがとても大切です。エネルギーを摂り過ぎない食事、栄養バランスのとれた食生活、適度な運動などを実行し、アルコールやたばこ、お菓子などを控えることが必要です。最初からあれもだめ、これもだめと決めるよりは、今までの食生活などを見直し、改善できることから始めましょう。健康的な生活をしていれば、中性脂肪をはじめ、それぞれの脂質も正常値を保つことができるでしょう。
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