
低中性脂肪血症という言葉は、あまり馴染みのないものですね。高カリウム血症、高尿酸血症、高コレステロール血症、そして高中性脂肪血症などという「高○○血症」という言葉はよく耳にしますが…。低中性脂肪血症というものはあまり聞きませんが、血液中の中性脂肪値が極端に低い状態を言います。中性脂肪の正常範囲が、だいたい40〜130mg/㎗くらいですから、中性脂肪値が40以下、30以下になってくると、低中性脂肪血症と呼ばれる域になるかと思います。
低中性脂肪血症でも、ほとんどのケースは特に心配はいらず、治療を受けることもありません。しかし、中性脂肪値が低い状態、というのは、身体に栄養が足りていないというサインでもありますので、健康のためにはよくありません。忙しく毎日を過ごしている人や、体重のことばかりを気にしている人など、食事をきちんととっていますか?バランスはとれていますか?その辺りを見直して、偏った食生活を改善していきましょう。また、食事をしっかりとっているにもかかわらず、低中性脂肪血症になっている人もいます。痩せ型の人に多いのですが、そのような人は、生まれつきもともと中性脂肪値が低い可能性があります。そのような人が、低中性脂肪血症であることを心配して、無理に脂肪分の多い食事を心がけたり、運動を怠ってみたりして、中性脂肪値を上げる努力をしているケースがあるようです。
しかし、このような努力はする必要はないと思います。特に問題がなければ、中性脂肪値は低いに越したことはないのですから(度はありますが)、普通に今まで通りに生活しましょう。また、低中性脂肪血症で、見逃さないで欲しいのは病気が原因によるものです。中性脂肪値が低くても、心配いらないよ!と散々言ってきておきながら、矛盾しているとは思いますが、極稀に、病気が原因のこともあります。そのため、身体に不調が現れたり、思い当たる節があるという人は、一度医師に相談して診察してもらうようにしましょう。医師から、低中性脂肪血症が関係している病気の有無を聞くだけでも、不安や心配事は減ると思いますよ!
高中性脂肪血症についても少し触れてみたいと思います。高中性脂肪血症というのは、低中性脂肪血症の逆ですので、血液中に中性脂肪が過剰に多く含まれる状態を言います。高中性脂肪血症は、低中性脂肪血症と異なり、様々な異変を身体にもたらし、病気を発症させます。発症する病気によっては、致命的にもなりかねないものですので、高中性脂肪血症と診断された場合には、速やかに医師の指示に従って治療を開始しましょう。
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